鉄とさび
外張りならまだよいとして、ひどいさびがシャーシや動力伝達装置に起こったら、動く機械の性質上、重大な結果が、しかも、たぶん原因がはっきりしないままに頻々と起こるでしょう。
そんなことにならないために、自動車や汽車、そしてロートアイアンには慎重なさび止め法が施されているはずです。
詳しいことは、おいおい説明するとして、自動車の持主は目に見えない車台の底などの状態に深い関心をもっていただきたいと思います。
割れや孔ができればわたしたちが、さびるという言葉からすぐに連想する「全面的」に起こる腐食とは別に、外見上、それほど目だつことが少ないが、実はたいへん恐ろしい型のさびがあります。
ひとつは、材料がさびるときに小さい力で割れる現象です。
建造物や容器は、設計上有利にするために、大きな力に耐える強い鋼でつきます。