日本人の胃袋事情
10年くらい前までは、日本人の胃袋は膨らんでいました。
食品業界トータルの売り上げは毎年増加し、「食品業界に不況なし」の神話が語られ、業界にとっては非常に幸せな時代でした。
今日では、ゼロサム・ストマック・・・
つまり胃袋が膨らまなくなり、売り上げの伸びは鈍化して競争が激化してきています。
こうした食品業界の現状を評して、「飽食時代」とか「ストマック・ウォーズ」などと言われています。
「ストマック・ウォーズ」とはどういうことかというと、ご承知の通り「ストマック」が胃袋、「ウォーズ」が戦争で「胃袋戦争」です。
つまり、膨らまなくなってきた胃袋の奪い合い競争が熾烈になってきていることを意味しています。
たとえば、牛肉が自由化されて安い価格で輸入されるようになると、国産の牛肉が売れなくなると心配するだけでは足りません。
牛肉が胃袋にたくさん入ると、その結果コメがはみ出てしまいます。
あるいは豚肉が、ハムが、はみ出てしまうようになります。