虎の威を借る… 2
教科書出版会社が、特約供給所を不要であるといったことはないが、昭和三十八年度の義務教育教科書無償化の動きについて教科書協会が伝える(この章の冒頭に掲げた同協会三十年史の一文)教科書供給協議会(当時)のあわてふためきぶりを記すその表現は甚だしく冷静であって、決ったあともなお教科書協会に協力を求めてきた、としている。
泣きついてきたから拾ってやったという印象がないではない。
これは虎の威を借りたキツネが空威張りをしていたが、途端に陸にあがった河童の如く、あわてふためく様のようで滑稽である。
正しく、憂慮と混乱は大変なことであったろう。
なんというか、おごれるものも久しからずというやつになりつつあるのでしょうか?