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2010年12月 アーカイブ

リストラ、なう! 3

この世代にとっては、窓際族などは幸運な雲上人世代までの話で、自分たちはそれらの先輩の退職金や年金のために一生懸命働いて、気がついたら、雲中族の巻き添えをくって、出向どころか、早期退職さえ勧められている。

漢和辞典によると、高い山の雲のかかっているあたりを「雲際」というそうだが、同じ山でも、いつも雲がたちこめるあたりは、なんの因果か、上が晴れても下が晴れても展望はは開けない。

どの会社でも大量採用の世代の直後にいるのは、さしづあ、雲際に住んでいるのも同然の「雲際族、雲際人」である。

「あいつら、会社のいい時代にさんざん楽しんで、俺たちの入った頃から会社はずっと下り坂じゃないか。

経営の責任だろ。

会社の言うとおり働いてきて、どうして俺らが責任を取らなきやいけないのよ。

"退職金だ、株割り当てだ、天下りだ"、とみんなうまい汁吸っておいて、俺らの番になったら、出うだと。

食い逃げじゃあないか」乗客が聞き耳をたてている。

「俺、休暇取ったか。

病気の時以外、一年に二、三日休んだだけじゃないか。

年休だけでもこれまで、二〇〇~三〇〇日は献上したんだ。

それが一週間でもだめだと……」「そんなこといっても、会社を離れてはやれませんからね」同僚が、やっと小声で口を開いた。

本当に、心中お察しします…という感じですね。

ナイスなアイディア

ヒーリング 東京で自然と感情が表せるようになったが、どこか公の場所で、ひとりで笑うときは要注意だ。

挙動不審人物として、連れていかれるおそれがある。

場所がパーティ会場であっても、隅っこのほうでひとり笑っているのは、あまり正解とはいえない。

ということで、おすすめは、すでに笑っているだれかさんの側へ寄っていって、いっしょに笑うこと。

私はスーパーで、ショッピング・カートを押して歩いているときに、二人つれの買い物客がニンジンをさして笑っているのに出くわすと、すかさず側で足を止め、笑いに加わる。

私はなにも相手と同じことがおかしくて笑っているのではないが、相手は別に気にしない。

笑うためのチャンスは、絶対に逃さないこと。

あるワークショップで、ケタケタひとり笑いしながら大通りを歩くのはやめたほうがいい、と注意したとき、ある男性が勢いよく手をあげ、いい方法を思いついた、と言った。

彼いわく、ウォークマンのイヤホンだけを耳につけ、先端をポケットに入れておく。

そうすれば、笑いながら通りを歩いていても、おかしな話を聞いているんだな、ですんでしまう。

どんなやっかいな問題にも、クリエイティブな解決法があるものだが、中でもこれは上出来の部類だ。

リストラ、なう! 4

「会社のためと、何もかも犠牲にしてきたよなあ」男の言葉は寂しい。

今、サラリーマンを取り囲んできた戦後四〇年のルールが激変しつつあるようだ。

これまで一番保守的と思われた三菱銀行などが定期的に職員の中途採用を始め、外国人の採用さえ本格化してきた。

「寄らば大樹」と頼ったサラリーマンからみれば、年功序列、終身雇用のうまみがようやくありそうな時に、会社からのていのいい「縁切り」である。

"では、さようなら"はひどい。

社外への転出を迫られ始めたサラリーマン雲際族は、憂うつどころか、怒っているのである。

高配当で時価で評価すれば数千円する会社の持ち株を、退職時に額面で返上する伝統のあった会社で、ある社員がそれを拒否して裁判となり、結局、会社がその社員の持ち株全部を数千万円で買い取った話があった。

サラリーマンも会社から本当に袖にされた時のことを考えると、腹の立つことが多い。

二五年勤続したサラリーマンが突然、会社から退職を迫られた。

忙しい職場で、毎年有給休暇を取るのは二、三日、年間十数日間くらい残した。

合計すると、なんと約五〇〇日弱。

これはいわば、終身雇用を前提に返上してきたわけだ。

終身雇用というと日本企業の特徴ともいわれていましたものね。

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