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2010年08月 アーカイブ

日本の建設業の歴史 3

清水喜助は外国商館を請け負った際、外国の設計者との接触を通じて西洋建築を学び、後に自ら設計をおこなうようになります。


これが、日本における西欧建築の設計・施工一括請負のはしりです。


一方、政府発注工事の増加も建設業者の育成に大きく寄与しました。


明治政府は日本の近代化を急速に進めるために、官庁建物や鉄道の建設を積極的におこないます。


当初、これらの工事は外人技師の設計・管理のもとにほとんど直営形式でおこなわれましたが、工事量の大幅な増加にともない請負方式がとられるようになります。


その結果、多くの建設業者が誕生したのです。


そして、だんだんと企業規模を大きくしていきます。


現在の大手業者のなかでこの時期に創業した企業が多いのも、官需が建設業者の発展を促したことを物語っているといえましょう。

日本の建設業の歴史 4

明治半ば以降、日本の建設業にとって画期的技術である鉄骨構造および鉄骨・鉄筋コンクリート工法が導入されます。


特に注目すべき工事は、アメリカの建設会社フラー社が請け負った丸ビルです。


フラー社は多くの建設機械を使って工事を施工し、日本の建設業者に大きな衝撃を与え、その後の日本の建築工事の発展に大きく寄与したといわれています。


大正12年の関東大震災により、関東地域の建物は大きな損害を受けました。


多くの建物が倒壊したり焼失したりするなかで、鉄筋コンクリートの建物の強さが証明され、これ以降鉄筋コンクリートが建築様式の中心になりました。


昭和に入ると、日本は次第に戦時色を強めます。


軍需を中心に国内工事は増加の一途をたどる一方、中国大陸や朝鮮半島、台湾へと建設業の外地進出がおこなわれました。


多くの建設業者はこの時期に海外工事を経験するのです。

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