日本の建設業の歴史 3
清水喜助は外国商館を請け負った際、外国の設計者との接触を通じて西洋建築を学び、後に自ら設計をおこなうようになります。
これが、日本における西欧建築の設計・施工一括請負のはしりです。
一方、政府発注工事の増加も建設業者の育成に大きく寄与しました。
明治政府は日本の近代化を急速に進めるために、官庁建物や鉄道の建設を積極的におこないます。
当初、これらの工事は外人技師の設計・管理のもとにほとんど直営形式でおこなわれましたが、工事量の大幅な増加にともない請負方式がとられるようになります。
その結果、多くの建設業者が誕生したのです。
そして、だんだんと企業規模を大きくしていきます。
現在の大手業者のなかでこの時期に創業した企業が多いのも、官需が建設業者の発展を促したことを物語っているといえましょう。